① 浅い湖の状態 ② はじめにヨシ等のマットが発達。そして、それらの遺体が堆積しはじめ (泥炭土壌の形成)、Fen(フェン)が出現します。フェンについては後に解説します。 ③ スゲ類、イグサ類、イネ科草本、小型木本が入り込み、それらが泥炭としてさらに堆積し、典型的なフェンが発達します。 ④ 泥炭土壌がさらに厚くなると、植物の根は元々の湖水(ミネラルに富む地下水)に接触できなくなります。その結果、養分は雨水からしか得られなくなり、養分やミネラルに極めて乏しい環境が形成されます。 ⑤ ミズゴケが進入しはじめます。そしてついにフェンはレイズドボッグとなります。ミズゴケは極めて養分に乏しい雨水でも生存が可能です。 ※レイズドボッグの発達過程には地下水の湧水も関係しているとの報告もあります。